園長あいさつ
小学校につながる保育を目指して
本園は、平成30年度に「内閣府企業主導型保育施設」として開園いたしました。
保育士等、全職員が素晴らしい施設環境の中で組織の一員として「園児一人ひとりの担任」という考えのもと、優しく丁寧な保育に使命感をもって
日頃から務めております。また、少人数(定員60人)の良さを十分に活かした工夫ある保育を実践し、子どもたちの笑顔から、毎日生き生きと生活
している様子が伺えます。
さて、乳幼児期は、人間の基礎となる土台づくりの時期であり「成長の基礎となる事柄」を学ぶ時期であると思います。本園が重点として考えて
いる「集団(縦割り)遊び」を大切にした保育は、子どもの可能性を多面的に捉える機会であり重要な学びの場であると思います。
「小学校以降の子どもの発達を見通しながら保育活動を展開し、保育所保育において育みたい資質・能力を育むことが大切である」と保育所保育
指針【平成30年3月(厚生労働省)】にあるように「小学校につながる保育」の推進が重要であります。
その資質・能力とは、主に「セルフコントロール能力」と「コミュニケーション能力」であると思います。 「セルフコントロール能力」とは、
自己を制したり統制したりする力であり、自分で考えて行動し解決していく力(自立)であります。本園では、特に「モンテッソーリ教育の要」であ
る「自主性・主体性」を身につけさせることが、本能力を身に付けさせる上で重要な要素であると考えています。全職員が本教育に対して自信をも
って実践していけるよう研修にも努めていく所存です。
「コミュニケーション能力」とは、本園での基本である「縦割りでの生活」を導入し活動させる中で自己を表現したり異年齢と関わり、「人との
関わり方」を学び、併せて思いやりの心を培うことで身につく力であると考えます。
そのためには、お子様の、園やご家庭での様子、成長過程での感動や悩み・不安なことなど、どんな小さなことでも保護者と園が共有して相談し
合い、信頼し合える関係を築いていくことが重要であり、実現できるよう努力して参ります。
最後になりますが、本園の特徴である「少人数保育」と「365日の保育」の良さを十分に生かした保育に、職員が一丸となり、組織力を生かし
て取り組むとともに、私自身の小・中学校の管理職経験を活かし、小学校につながる保育に邁進して参りますので、ご支援、ご協力をよろしくお願
い申し上げます。
ささら子保育園 園 長 澁 澤 英 男