1.介護の道に進んだきっかけ
私が介護職に進むきっかけとなったのは、曾祖母との思い出が1番の理由になります。
曾祖母は高齢でありながらも、まだ幼かった私に沢山の経験をさせてくれ、毎日がとても楽しく色鮮やかでした。
そして、幼い私にとって曾祖母の存在は人生の先生であり、大きな目標でもありました。
自分が成長していくにつれ多忙になり会う機会が少なくなっていき、曾祖母の介護が必要になってくる頃には、少し顔を見せに行くことすらしませんでした。
月日が経ち次に顔を合わせる頃には、すでに会話もできない状態になっていました。その状態になって、初めて介護というものの大切さを認知しました。
ボランティア等で施設を訪れると、介護士の方々が日々の生活で手を貸し、話に耳を傾ける中で、介護がただ物理的なサポートだけでなく、感情や思いにも深くかかわる仕事であることにも気づくことができました。
その積み重ねた経験から、介護職に就くことで他者の生活に寄り添い、心のケアも提供できる存在になりたいと思うようになりました。
曾祖母とのふれあいが、人々の尊厳を守りながら共に歩む介護職への道を選ぶ大きなインスピレーションとなり、私が介護職へ進むきっかけとなりました。
2.介護職に就く前とギャップはありましたか?
介護職に就く前は、介護という職業が精神的、身体的に辛く苦しいものであり、その中でやりがいを感じていくという印象を持っていました。
しかし、実際に現場に入ってみると、利用者様方は非常に優しく、自分で出来ることは皆様が積極的に頑張って実行しようとしてくれるため、日々楽しく仕事をしています。
3.現在、どのような業務を担当していますか?
通常の介護業務の他に、ホームページのブログ更新を担当しています。
記事を作る際に利用者様の写真を撮ることがあるのですが、カメラに向かってピースしたり笑ったりと何かしらリアクションをしてくれるので、撮影をしている私も楽しく笑顔になります。
4.今後の目標やチャレンジしたいこと
介護職の仕事に必要なスキルや知識は、利用者様の日々の変化とともに更新が必要です。
介護福祉士という国家資格を取得しても、去年の介護のやり方が今年も正しいとは限らないという業界なのです。
私は、新しい介助の仕方や、法改正等の情報を逐一取り入れ活用し、日々提供できるサービスの質の向上へ努めていくことが私にとっての目標です。
ですが、この目標にはゴールがない為、達成することができません。
利用者様に「ありがとう」と言っていただけるような、学んだことを取り入れたサービスを提供することで、この持続的な目標を今後も達成していきます。
5.仲間になるかもしれない人たちへのメッセージ
あなたが選ぶ介護職に進むというこの道は、自分が利用者様の人生の登場人物となり、利用者様の生活に深い影響を与え、それを輝かしい物にするか、酷いものにするかも全て自分自身が大きく関わってきます。
それゆえに、家族のような親近感がもしかしたら湧いてくるかもしれません。ですが、これだけは覚えておいてほしいのが、あくまで相手はお客様です。
たとえ利用者様にとって近しい存在になっても、毎日会話し仲良くなっても、人生の大先輩を敬い、考え、行動を尊重するように心がけましょう。